2022年11月まとめ
鍋が美味しい季節になりました。
鍋料理いいですよね。適当に食材を切って適当に煮れば美味しいので重宝してます。うどん雑炊即席麺を醤油味噌キムチその他の味で組み合わせてローテさせて日々腹を満たしているずぼらな私です。一人暮らしだとどうしても余らせがちなので具材は大体白菜とかえのきとか豚肉で固定ですが飽きがあまり来ないのもえらい。
そんなこんなで冬を感じた11月、ゲームする時間が多かったので読書量は少なめです。
栞と嘘の季節(米澤穂信)
まさか続くとは思わなかった……と、どうも作者的にも突発的な続編だったようで。しかしそんな再起動でもぎこちなさを感じない自然体で始まるあたりは流石の一言ですね。
今作のテーマは「嘘」。前作テーマの「鍵(=隠されたもの)」を一部引き継ぐ「隠そうとする意思」についての話であったように思います。犯人だけが嘘をつく推理小説の箱庭から飛び出した、犯人が共犯者が関係者が探偵が――誰も彼もが嘘をつく現実において、論理の力はあくまで補助具のひとつであり、より大切なのは他者の言葉に耳を傾けること。そうやって隣人を知りーーそして隣人を知る難しさに直面する。シリーズとしての方向性も固まったのでは? いつか三作目が出ることを期待しております。
HUNTER×HUNTER ~37巻(冨樫義博)
うわああ連載再開だ! ということでいちから買い直して通し読み。今更言うことではないですがめちゃくちゃ面白いですね。
設定の多さ、キャラの多さ、そして何より文字の多さをあからさまに感じつつも一切読みにくさがないのが恐ろしいですね(まあ連載で読むと絵が荒れてて読み辛えなんてことはあったような……)。絵・構図の上手さもさることながら、理解しなくていいところは理解しなくても楽しめるようになってるのが重要かなと思います。正直ツェリさんの能力とかよくわからん事象改変能力くらいの理解しかしておらず細かい条件とかさっぱりですがそれで問題ないですからね。
ポケットモンスタースカーレット
今月の時間泥棒。対人に興味ないので図鑑完成までまでやってとりあえずクリアとしました。楽しかった〜。
本作、とにかく自由にポケモンとたわむれられるのがかなり好みでしたね。ストーリーそっちのけでポケモンを乱獲して日が暮れてるなんてことも多々ありました。毎回ポケモン全捕獲しつつ進行するスタイルなのでこれまでレベル的に苦戦したりすることはなかったのですが、今回はオープンワールドということもあり何回か全滅したり必死で逃げたりがありました。具体的にはペパーと野良テラスタルルカリオです。ペパー君あれでよくバトル苦手とかのたまったな……。逆にレベル上げすぎた時はその辺で捕まえた適正レベルのポケモンを使えばよかったんですがね。面倒な時はオーバーキルしてもいいし。
そしてストーリーも良かった。流石に本邦のジュブナイルを二十年以上担っているだけあって、刷新しつつも本懐を見失わない安定感がありました。三者三様の冒険の果て、子供たちがそれぞれの宝物を心底嬉しそうに抱きしめているのが本当に良い。グッときた。彼らを見守る大人たちもまた、それぞれの宝を磨き上げていると感じられたのも大人になった自分に刺さる。これまでの冒険で得たものすべてが宝物だなんてありふれて古びた言葉で、それでも、究極まで磨き上げればそんな言葉だって今なおその輝きは失われていないのかもしれません。
てなわけで三作。その他には色々読みたい本ややりたいゲームを探したりしてました。
これはとあるノベルゲー……というか言ってしまうとアダルトゲームの曲です。サブスクないから買ってしまったくらい良い曲。「ノベルゲー ミステリ」で調べるとすぐにエロゲにぶつかるのって何故なんでしょう? 単にノベルゲーの中でアダルト作品が占める割合が高いからか、エロと同時にグロも解禁される関係か。謎。「殻ノ少女」以外にもやってみたいゲームの目星をいくつかつけたので追々やっていきたいですね。まずはカオヘと魔法使いの夜ですが。