鹿の積ん読

漫画を読んだり、小説を読んだり。好きなものの話をします

2023年3月まとめ

 いわゆる同人ゲームやフリーゲームは全然詳しくないなあとふと思い、調べて色々落としてみました。最近はswitchで売ってるインディーズも多いですよね。「シロナガス島への帰還」「マルコと銀河竜」「カガミハラ/ジャスティス」あたりは前から積んでましたが、それ以外にも探して――まあプレイはまだほぼ出来ていないんですが。

 きっかけになったのは「月姫」同人版の購入と「夢を確かめる」再販情報を得たことの二つです。プレミアついてるの多いですね~。「同人ing」再配布を見逃したの本当に痛恨ですよ。

 

好きな子がめがねを忘れた ~10巻(藤近小梅)

 中学生ラブコメ。僕ヤバなんかもそうですけど、中学生が主人公のラブコメは年を重ねるほどに悶絶度が上がっていきますね……わたしは汚れている……。

 些細なことに真剣に悩む姿がとても眩しかったです。それが未熟さゆえだとしても。

 この手のラブコメは男女どちらもかわいいのがいいですね。かわいければかわいいほどに読み進めるのがつらくなるのが不思議です。なんでラブコメを読んでダメージを受けるんだ?

 

 

深夜徘徊のための音楽

novelgame.jp

 フリーゲーム。とある兄妹が深夜徘徊をする、だけのノベルゲーム。タイトルにもある音楽がかなり良かったです。Lofi Hip Hop というジャンルは全くと言っていいほど知りませんが、なるほど静かな夜にぴったりの音楽でした。

 独特のテンポで紡がれる何気ない会話が心地よく、家族として彼らが積み重ねた時間を感じさせます。昨日と同じ今日、今日と同じ明日。変化がないようでありながら、しかし確かに変わった二人のお話として短くもいいストーリーでした。同サークルさんの他ゲームもやっていきたいですね。

 

 

グリッドマン ユニバース

ssss-movie.net

「SSSS.GRIDMAN」「SSSS.DYNAZENON」の続編劇場版。「裕太が六花に告白する話」でまとめてるのがめちゃくちゃいいですね。なんか自作についてやたら自覚的なセリフが多くなかった?

 もともと僕はダイナゼノンがかなり好きでグリッドマンはそこそこ好き、くらいの立ち位置だったのですが、同じような感想の人こそ見てほしい映画でしたね。つまり、グリッドマンでやっていなくてダイナゼノンでやっていたことを、改めてグリッドマンでやった映画だったということで。「5000年前のミイラと出会って、怪獣と戦って、彼女が出来ました」って要約が非常に的を射ていて良い。怪獣も日常も同じくらい大切なのだ。

 改めて恋の話をするのと並行してあらためてお別れの話をしていたのも良かったです。予想外のあの人やあの人の出演もあって、実に楽しい映画でした。

 

 今月は三作品。グリッドマンユニバースがとても良かったですね。ボイスドラマ聴きたくて久々に二回観に行ってしまった。怪獣や特撮に興味なくても、青春ものが好きな人はなるだけ急いでダイナゼノン観て、面白かったら映画も行ってほしいです。ぜひ。