鹿の積ん読

漫画を読んだり、小説を読んだり。好きなものの話をします

2023年4月まとめ

 

 最近めっきり暖かくなってきましたね。ここのところ冬から即夏みたいなことが多かったですが、今年は過ごしやすい気候の日が多い気がします。代わりに花粉で死にましたが。

 

 

逢沢小春は死に急ぐ 1巻 (胡原おみ)

 安楽死制度が採用された日本で三年後に死ぬことを選択しているヒロイン、という重めの設定ですが、当のヒロイン・逢沢小春が底抜けに明るいので読み心地は悪くありません。明るいからこそ陰が際立つという面ももちろんありますが。

 基本的に多人数でわちゃわちゃしてる話が好きなので島ツアー回も勉強会回もとても好みですね。それぞれがそれぞれなりの青春を過ごしているのがいい。最近の作品は序盤からガンガン話を進める作品が多く、『死に急ぐ』とタイトルにある通り本作も爆速でお付き合いを始めたアグロラブコメですが、願わくば長く続いてほしいものです。

 

サマータイムレンダ ~13巻 (田中靖規)

 ジャンプラ初期作ですがずっと未読で今回が初読です。サスペンス系は一気読みがいいですねやっぱり。

 影やループの条件入力が終わってからはごく限られた夏の時間を回して回して回しまくっていたのが楽しく、飽きずに読めました。山谷の間の間延びしそうなところを設定使って上手くカットしているのが地味に効いていたと思います。タイムループと夏の親和性の高さって何なんでしょうね。

 

君のクイズ (小川哲)

「クイズ番組の最終局面で、なぜ一文字も読まれていない問題に正解できたのか」という魅力的なハウダニットを出発点に設定しながらも、その実問いそのものではなく問いの前に立つ人間の在り方を、すなわち「なぜ」「どんな人間が」を問うている。「問いと解答」というミステリのソリッドな本質(のひとつ)をハイレベルに描き切っているのがまず素晴らしいのに、そのうえで出発点のハウダニットにも満足のいく解答を用意しているのがなお素晴らしい。当たり前のことですが、正答を出すには答えを出さなければならない。しかし答えの正誤がどこにあるのかを見誤ってはならない。正答でも誤答でも、まずはボタンを押さなければ。

 

 

ロックマンエグゼ アドバンスコレクション

 ぶっちゃけ今月の後半はほぼエグゼをやってました。ポケモンモンハンに次ぐくらいには青春時代に楽しんだゲームだったので即購入。小学生当時の私が逆立ちしても倒せなかった4のラスボス・デューオを倒し、初プレイである6の過剰火力に驚き、今はのんびり1をプレイしています。ちなみにデューオはインビジブルで無敵になりつつガンデルソル連打という卑怯極まりない戦法でデリートしました。キャノンやら直線状に飛んでいく攻撃を好んでいた小学生当時の自分はもはや見る影もありません。でもあいつの強さ……というか4のバランスはやっぱりイカれてたのでは? 6、チップと獣化の殺意高すぎて笑っちゃいましたもん。5だってウイルスバスティングではほぼ苦戦しませんでしたしね。まあ5はウイルスバスティング以外のところでたまに異様に難度が高かったですが……百人斬りやりたくなさ過ぎて5を飛ばしてしまった……。

 ともかく、当時の懐かしさを感じつつあの頃どうしようもなかったフルコンプへの道が改造カードの全開放によって見えてきたので、クリア後の4,6も含めいつか完全クリアを目指したいですね。

 

 今月はここまで。大半をエグゼが占めた四月でした。ひと段落したので、そろそろ素晴らしき日々をクリアしたいですね。面白くなってきたところなので一気に進めたいですが、ゼルダ新作やLOOP8の発売があるのでゆったりペースになりそうです。